今日は先日買った、アミノメイソンのシャンプーについてレビューしていきます。
新アミノメイソン ディープモイストホイップクリームシャンプーの気になる成分
まず、注目すべきは、シャンプーの主成分が、
ラウロイルメチルアラニンNaであること!
これは弱酸性のアミノ酸系界面活性剤でとっても低刺激です。
かずのすけさんが自身の本で、オススメしていた
DEMIのヘアシーズンズ カームリーウォッシュも同じ成分を主成分と
しており、お値段は250mlで2200円(税抜)です。
新アミノメイソンは450mlで1400円(税抜)なので、
こちらの主成分が好きで使っていらっしゃる方は
試してみる価値ありです。
ただし、ウサギを対象にした動物実験で
5%濃度において軽度の皮膚刺激性があったと報告されており、
万人に合うわけではなさそうです。
また主成分なので、5%以上配合されていると思われます。
ラウロイルメチルアラニンNaの次に
多く配合されている成分は、コカミドプロピルベタインです。
(ちなみに先ほど紹介したDEMIのほうにも入ってます)
こちらの成分の安全性がなんとも言えません。
3種類のヒト試験の結果を見ましたが、試験の濃度が一番高くて1.9%、
しかも、その結果で
軽度の一次刺激および重度までの累積刺激を引き起こす可能性がある
と出ています。
皮膚炎を有する場合は皮膚感作を引き起こす可能性もあり、
理容師・美容師をはじめ日常的に
コカミドプロピルベタインと接触する機会の多い職業では、
接触性皮膚炎を発症する可能性が高くなると考えられています。
これも1.9%以上入っていそうですね…。
その他はとくに気になる成分は入っていませんが、
植物油や、植物エキスなどがたくさん入っているので、
植物アレルギーをお持ちの方は注意が必要です。
これにプラスしてたくさんのアミノ酸の成分が配合されています。
新アミノメイソン 実際に使ってみた
まず、においがすごいです。
いい匂いなのでしょうか…?
私には少しきつかったですが、
慣れれば大丈夫なレベルでした。
泡立ちはよく、洗いあがりはさっぱりで、
キシキシする感じもありませんでした。
ドライヤー後の髪もさらさらしていい感じです。
ただ、頭皮がかゆい。
一日たってもかゆいです。
私は、特にすごいアレルギーをもっているわけではないので、
ラウロイルメチルアラニンNaかコカミドプロピルベタイン、
もしくは両方が私には刺激が強かったのかなと思っています。
新アミノメイソン 8つのフリーで気になった点
新アミノメイソンでは
・ノンシリコン
・サルフェートフリー
・石油系界面活性剤フリー
・アルコールフリー
・合成着色料フリー
・無鉱物油
・パラベンフリー
・タルクフリー
以上の8つが謳い文句ともなっています。
ここで気になったのはタルクフリーです。
タルクは通常、ファンデーションやボディパウダー、ベビーパウダーの
ベース成分として配合されることが多く、
なんでシャンプーなのにわざわざ書いているんだろうと
不思議に思いました。
調べてみると、顔や体への使用は安全とされているものの、
会陰部へのタルクパウダーの使用に関しては、
ヒトに対して証拠は不十分であるものの、
発がん性の可能性が疑われているとのことでした。
海外では股ずれ防止にタルクパウダーを、
習慣的に使う人がいて、その人たちの卵巣がんリスクは
使用しない人と比べ24%増加するという報告があります。
シャンプーに入っていても、大した量ではないので、
ここまではならないと思いますが、
初めて知ったので少しびっくりしました。
新アミノメイソンシャンプーについてまとめ
・アミノ酸系シャンプーにしては安くコスパが良い!
・成分も考えられていて、高いシャンプーと成分が似ている!
・ただ、そもそもこのアミノ酸系界面活性剤のラウロイルメチルアラニンNaや
両面界面活性剤のコカミドプロピルベタインは合わない人がいるので注意が必要。
・強い匂いが苦手な人も注意が必要。
<参考文献>
化粧品成分オンライン